순두부찌개/純豆腐(スンドゥブ)チゲ

おぼろ豆腐のチゲ鍋「純豆腐(スンドゥブ)チゲ」

日本人に人気の韓国料理、三大メニューといえば、この純豆腐(スンドゥブ)チゲ!純豆腐とは、おぼろ豆腐のことで、フワッ、トロッとした食感が癖になる韓国料理の代表的なチゲのひとつです。真っ赤な見ための通り辛めのスープで、冬は体を温め、夏は発汗作用で夏バテ防止にと、医食同源の韓国では健康食としても人気です。

日本ではチゲ鍋という言葉が定着しているようですが、本来「チゲ」は鍋のことなので、じつはチゲ鍋という言葉は鍋鍋ということになります。
韓国料理を代表するチゲは、キムチチゲ、プデチゲ、味噌(テンジャン)チゲなどがあります。
日本人がご飯に味噌汁と言うように、食事には欠かせない汁物がチゲなのです。
しかし、その格付けは日本の味噌汁の比ではなく、ランチメニューの名前がキムチチゲ、プデチゲ、味噌(テンジャン)チゲ、純豆腐チゲなどとなっていて、付け合せのおかずが日替わりでたくさん付いてくるのが韓国の一般的な定食屋さんのメニューとなり、おかずよりもチゲの存在感が大きいのがメニュー名に現れています。それほど韓国人はチゲが大好きです。

料理を作った人:本人
韓国在住16年。最近なんとか韓国料理ができるようになってきた。。。
日本での実現可能度:★★★★☆

材料(2~3人分)
純豆腐はやわらかいのでチューブ式で売っています。四角いパックタイプもあります。

純豆腐はやわらかいのでチューブ式で売っています。四角いパックタイプもあります。

純豆腐(スンドゥブ) …………………………………… 400g
玉ねぎ …………………………………………………… 2分の1
ホバク、人参、ネギ …………………………………… 適量
アサリ(or豚肉) ………………………………………… 適量
ごま油 …………………………………………………… 適量

【★はヤンニョム(薬味)】
★コチュカル(一味唐辛子) …………………………… 大さじ3
★醤油 ……………………………………………………………… 大さじ3
★すったニンニク&しょうが少々 …………………… 大さじ2
★コチュジャン(唐辛子味噌) ………………………… 小さじ1
★味噌 ……………………………………………………………… 小さじ1

memo
ホバクは、カボチャと訳されることが多いのですがウリ科の野菜です。ズッキーニで代用できます。ニンニクが難しい場合は玉ねぎで代用してください。純豆腐は絹ごし豆腐または、おぼろ豆腐で代用します。野菜はお好みになりますが、純豆腐の食感を楽しみたい場合は小さめに切った方が良いでしょう。

 作り方(調理時間30分)

1.【★ヤンニョム】の材料、コチュカル、醤油、すったニンニク、しょうが、コチュジャン、味噌を分量通りに混ぜ合わせ、ひと晩寝かせて熟成させる。
2.野菜は食べやすい大きさに切る。(純豆腐の食感を楽しみたい場合は小さめに切る)
3.アサリ(または豚肉)、野菜を入れて煮込む。
4.野菜に火が通ったら1のヤンニョムを加えて塩、醤油で味を整える。
5.純豆腐を入れる。
6.純豆腐に火が通ったら最後に卵を落とし、温泉卵風なら約1分煮て完成。
7.火を止めてから、ごま油をかけてできあがり!

真っ赤なスープが食欲をそそります。

真っ赤なスープが食欲をそそります。

作り方のコツ

純豆腐は、あまり長く火を通さないようにしましょう。ヤンニョムは前の日から準備した方がより味に深みが出ます。時間がなければ当日でも大丈夫です。

このお料理にまつわるエピソード

私が韓国に来た当初、韓国人とランチに行くと、ほとんどの韓国人がキムチチゲやテンジャンチゲを注文するのを見て、家でも食べて外でも同じものを食べるのが、どうにも不思議でなりませんでした。いえ、いまだに不思議ではあるのですが(笑)洋食や日本食、ファーストフードなどが充実した今でも、やはりキムチチゲやテンジャンチゲなどのチゲ類は欠かせないメニューのようです。
そんなチゲの中でも純豆腐チゲだけは、少し専門色が強い料理となります。一般の定食屋にもありますが、できれば豆腐専門店で食べるとまた格別です。おいしい純豆腐チゲを食べたいときは、豆腐専門店を探してみましょう〜!

COZ
韓国から日本人向け観光情報を発信して16年。日本と韓国の架け橋になれればと思っています。
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