元祖ラオス風ソムタム
一般的に、「ソムタム」とはささがき状に細かく切った青パパイヤをトマトやインゲンと一緒に、唐辛子、ニンニク、ナンプラー、ライム汁、ヤシ砂糖、ピーナッツ、干しエビなどで和えたサラダのことです。どこでも食べらるタイの国民食といってもよいでしょう。
実はこれ「ソムタム・タイ」と呼ばれるタイ風にアレンジされたソムタムなのです。その元祖はタイの隣国ラオス。現在でもラオスのほか、タイ東北部イサーン地方などでは、このプラーラー(魚の塩漬け発酵液)を使ったソムタムが食されています。バンコクにおいてもイサーン地方からの出稼ぎ労働者などはこちらを好んで食べているようです。
その独特の匂いは好き嫌いの分かれるところですが、ハマる人はハマります。私も断然ラオ派です。
料理を作った人:名も無き路上屋台のおばさん
幼稚園の園門前で営業。朝夕、送り迎えの親が顧客ターゲット?
日本での実現可能度:★★★☆☆
材料(1人分)
[wc_row][wc_column size=”one-third” position=”first”] [/wc_column][wc_column size=”one-third”] [/wc_column][wc_column size=”one-third”] [/wc_column][/wc_row] [wc_row][wc_column size=”one-third” position=”first”] [/wc_column][wc_column size=”one-third”] [/wc_column][wc_column size=”one-third”] [/wc_column][/wc_row]ささがきにした青パパイヤ …………………… 手づかみ2回分
トマト …………………………………………… 小さなもの2個
いんげん豆 ……………………………………… 2本
まるナス ………………………………………… 1個
トウガラシ ……………………………………… タイ人は5本以上
ニンニク ………………………………………… 2、3個
プラーラー(発酵させた魚の調味料)……… 大さし2杯
ライム絞り汁 …………………………………… 2個分
ヤシ砂糖 ………………………………………… 少々
memo
青パパイヤについては、最近は日本でも購入しやすくなっているようです。手に入らなかった場合はパパイヤの代わりに、インゲンの量を増やして代用します。これはタム・トゥア(インゲンのソムタム)という別の料理になりますが、こちらもタイで人気です。プラーラーは日本ではなかなか手に入らないと思われます。アミなど小魚の塩辛+ナンプラーで代用可能だと思います。
作り方
1、手づかみ2回分程度の分量で青パパイヤをささがきにする。
2、すり鉢のようなものを用意し、すりこぎ棒などでトウガラシ、ニンニクを叩き潰す。
3、すり鉢にカットしたトマト、ナス、適当に手で折ったインゲン、青パパイヤひと掴み分を入れる。
4、プラーラー大さじ2杯、ヤシ砂糖を適量入れる。更にライムを搾る。
5、すりこぎ棒でトマト、インゲンを潰しつつ、全体を混ぜる。
6、青パパイヤの残りを入れて更に混ぜる。全体にプラーラーが絡んだら完成。
作り方のコツ
ライムとヤシ砂糖の量によって、味の印象がかなり変わってきます。好みの味付けを決めてしまうことが大事です。プラーラーの塩気が味の基本なので、ヤシ砂糖はあまり入れません。隠し味程度で良いと思います。
このお料理にまつわるエピソード
現地のタイ人が食べているソムタムは、トウガラシが大量投入されたメチャクチャ辛いものです。ただ、ソムタムは旅行者にも人気のメニューですので、レストランなどでこれを注文すると外国人用に辛味を抑えて提供されます。これはこれでおいしいのですが、やはりこの料理は辛くなければいけないという気がします。タイ旅行の際、本物ソムタムを食べるならば、お店ではなく持ち帰り専門の屋台などで購入してみると良いでしょう。神経が切れるような辛いものに出会うこともあります。水を飲んでもコーラを飲んでもビールを飲んでも氷をかじっても、もはやどうにもなりません。 |
もじゃ タイ在住7年目。タイ料理好き。屋台好き。酒好き。和食を全く必要としない、かなりタイ化した日本人。タイ語全然話せないですけど。