身体がポカポカ、力はモリモリ!
身体によいオリーブオイルに、たっぷりのニンニクと生ハム、そして固くなってしまったパンを入れて作るスープです。
料理を作った人:佐々晶子/AKIKO SASSA
ライター本人、観光ガイド
日本での実現可能度:★★★★★(超簡単)
材料(4人分)
[wc_row][wc_column size=”one-third” position=”first”] [/wc_column][wc_column size=”one-third”] [/wc_column][wc_column size=”one-third” position=”last”] [/wc_column][/wc_row]固くなったフランスパン ………………… 3分の1
オリーブオイル ……………………………… 2分の1カップ
ニンニク ………………………………………… 4カケ
生ハム …………………………………………… 100g
パプリカ ………………………………………… 大さじ1
ローリエ ………………………………………… 1枚
卵 ………………………………………………… 4個
塩 ………………………………………………… 好みで
memo 1
日本でも生ハムがだいぶ安く買えるようになったと聞いています。こちらでは、どこのスーパーでも陳列棚に5ミリ角ぐらいにカットされたり、こま切りにされたのが並んでいます。100gで100円しませんよ。
memo 2
卵はお好みで。生卵や半熟卵が嫌いな人は、溶き玉を流し込んだらいいですね。家族でそれぞれ好みが違うような時は、小鍋に移して作ればいいでしょう。
作り方(調理時間:30分)
1. ニンニクは薄切り。パンも5mmほどの薄切り。生ハムはこま切りにします。※今回は、こま切りにされたのを買ってきました。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、飾り用の4切れのフランスパンを揚げ、別にしておく。
3.ニンニクを入れ、続いて生ハムを入れます。
4.パンを全部入れ、よく油を回し、パプリカを入れたら、手早く混ぜる。
5.4カップほどの水を入れ、ローリエを入れて蓋をし、15分ほど煮込む。
6.卵を鍋の4か所に落とし、再び蓋をして2分煮る。
7.器にそそいで、最初に揚げたパンを1切れ飾り、完成。※そそぐ時に卵が壊れないように注意。
作り方のコツ
コツなど必要ないほど簡単です。苦くならないために、ニンニクを焦がさないこと。パンが鍋に焦げ付かないために、パプリカは手早く混ぜること。オリーブオイルは、焼き物や揚げ物に使用したものは使わないこと。だけです。
このお料理にまつわるエピソード
アンダルシアのセビリアの下宿先のおばちゃんは、前日のパンが1本ぐらい残ると、いつもこのニンニクスープを作っていました。おばちゃんは、スープの上に飾り用の揚げパンなどは乗せません。その代わりに、その日のパンをテーブルに置きます。おじちゃんと息子たちは、おいしいスープにパンを浸して食べますね。スープの中に入っている半分溶けたパンも平らげますね。これで相当満腹になるわけで、メインの料理は小さな肉を焼くぐらいですんでしまうわけです。そういえば、卵はいつも溶き玉を流し込んでいたし、スープの中に、なくてはならない生ハムが見つからないことがよくありました。 |
佐々晶子 30年間スペインのマドリッド暮らしで、観光ガイドをしています。ガイドブックには載っていない、パック旅行では行かない、私も知りたい、そんないいこと、いい所を皆さんにご紹介。