지짐이(부침개)/チヂミ(プッチンゲ)

日本人に大人気!韓国風お好み焼き「チヂミ」

日本人には「チヂミ」として知られていますが、これは地方のナマリなので、ソウルで一般的には「プッチンゲ」と言います。お好み焼きは厚く、ふわふわに焼きますが、プッチンゲは薄〜くてモチモチした食感です。薄ければ薄いほどうまいと言われ、嫁の合格点の基準になる、なんて話もあります。

料理を作った人:本人
日本での実現可能度:★★★★★

材料(3人分)

小麦粉 …………………………………………… 適量
水 ………………………………………………… 多め
ホバク(ズッキーニ) …………………………… 1本
キムチ …………………………………………… お好みで
タレ(ポン酢) …………………………………… 適量

memo
ホバクは、カボチャと訳されることが多いのですが、ウリ科の野菜です。ズッキーニで代用できます。小麦粉はできれば韓国のプッチンゲ専用「プッチムカル」を使った方がいいと思いますが、なければ日本の小麦粉でよいでしょう。

 作り方(調理時間30分)

1.小麦粉適量に水を加える。水はかなり多めでポタポタ落ちるくらいに(写真参考)。
2.野菜を細切りにします。
3.キムチは、食べやすいようにミジン切りにします。
4.野菜は、お好みで人参や玉ねぎを入れてもOK!
5.コロモが薄いので、お玉に持ち替えて、油をひいたフライパンに伸ばしながら具材を入れます。火加減は中火。
6.表面が固まる前にひっくり返します。薄いので崩れないように注意!
7.ひっくり返したら、さらに薄くのばすようにギュウギュウ押しつぶしましょう。
8.薄いので、すぐに焼けます。できあがり!

作り方のコツ

薄いので、ひっくり返すのが難しい方は、はじめから薄くせず、厚めに盛ってひっくり返してから薄く伸ばすと上手くいきます。日本の小麦粉は薄力粉が主ですが、あまりゆるいとひっくり返らないかもしれないので、小さいサイズで試してみるのもひとつです。キムチは専用まな板を使うと色移りしません。

このお料理にまつわるエピソード
チヂミ(プッチンゲ)とは厳密に言えば「衣をつけてフライパンで焼く料理(=ジョン)」の一部になります。
ジョンとは、日本で言う「天ぷら」のような料理です。輪切りにしたホバクのジョン、同じくナスのジョン、豆腐のジョン、キノコのジョンなど、まさに天ぷらの様相をしています。
これらは韓国のお盆などの祭事に欠かせないお供え物です。日本人観光客がよく行くお店、特に焼肉屋さんなどでは、日本人がチヂミが好きなのを知っているので、チヂミと言うメニューがあるのですが、専門店で本当のジョンを食べたい場合は、マッコリ専門のお店を探すことをオススメします。
専門店では、ジョンの盛り合わせやパジョン(パ=ネギ、のジョンという意味です)、ビンテートッなどがメニューになります。(ビンテートッとは石臼でひいた緑豆を生地にしたプッチンゲです。)プッチンゲとパジョンの違いは、プッチンゲ=薄い・屋台で3,000〜4,000ウォンほど、パジョン=厚い・専門店で海産物などが入って1万ウォン以上になります。韓国人は「雨が降るとプッチンゲが食べたくなる」と口をそろえて言います。雨音のパタパタという音がフライパンの油のはねる音を連想させるからだそうです。雨が降るとマッコリ専門店は混雑しますのでご注意くださいね。
COZ
韓国から日本人向け観光情報を発信して16年。日本と韓国の架け橋になれればと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です