朝ごはん、デザートとしておなじみの素朴なジャムタルト
サクサクしたタルト生地にジャムをのせて焼いたお菓子。バール、お菓子屋さん、スーパーでも必ず目にする、イタリアでは定番のお菓子です。お友達や知人にも好評な、義母の秘伝レシピをご紹介します。
料理を作った人:N.サルシ (N. Salsi)
イタリア北部トリノに夫と娘と在住。週末は田舎の家で趣味の料理を楽しみながら、のんびり過ごすのが常。
日本での実現可能度:★★★★★ 簡単
材料
(8人分、タルト型24cm)
[wc_row][wc_column size=”one-second” position=”first”] [/wc_column][wc_column size=”one-second” position=”last”] [/wc_column][/wc_row]薄力粉 ………………………………………… 200g
ベーキングパウダー ………………………… 大さじ1
無塩バター …………………………………… 100g
砂糖 ………………………………………… 50g
卵 ……………………………………………… 2個
ジャム ………………………………………… 250g
レモンの皮のすりおろし …………………… 1/2個分
memo
タルト生地にジャムをのせて焼いた素朴で家庭的なお菓子ですが、シンプルで簡単なだけに味のごまかしがきかない一品。
作り方(調理時間:60分)
1.薄力粉はベーキングパウダーと合わせてふるいにかける。
2.卵は黄身と白身に分け、白身はよく泡立ててメレンゲ状にする。
3.卵の黄身と砂糖を合わせ、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる。
4.室温でやわらかくなったバターを3.に加え、よく混ぜる。
5.4.に1.を加え、ゴムべらで合わせる。
6.5.に2.を少しずつ加えながら、サックリ混ぜ、レモンのすりおろしも加える。
7.タルト型にバターを塗り(分量外)6.の生地3/4を敷き詰める(生地が柔らかすぎる場合は、打ち粉をしながら)。
8.7.の底の部分一面にフォークで軽く空気穴を開け、端1センチ程残して生地上にジャムを敷き詰める。
9.残りの生地を伸ばして表面に格子状に飾り、180度のオーブンで30分程焼く。
作り方のコツ
手順 6.で生地にメレンゲを加えますが、なるべく泡を潰さないように混ぜ合わせるのがコツ。生地は柔らかめで、タルト型底部に敷くのは簡単ですが、上部の格子状の飾りを形成しにくい場合は、薄力粉を少しずつ足しながら調整します。
このお料理にまつわるエピソード
イタリアの朝ごはんは、カプチーノとブリオッシュ(クロワッサン)やクロスタータのような甘いお菓子が定番です。バールでも食べられるのですが、甘すぎたり、生地が固すぎたりして、これ!という味に出会うことがなかなかありません。やはり、マンマの愛情が詰まったものには敵わないということなのでしょうか。 |
ぱぺら 伊リグーリア州のフランス国境に程近い小さな村で田舎暮らしを満喫中。家庭菜園、自家製のワイン・オイル作りにいそしむ傍ら、築500年の自宅の改装にも精を出す日々を送っています。 HP:www.golosona.com