ハリー・ポッターのRock Cake/ハリー・ポッターのロックケーキ

暖かいケーキにホイップクリームを添えてできあがり!
暖かいケーキにホイップクリームを添えてできあがり!

ハリー・ポッターの世界へようこそ、ロックケーキを召し上がれ!

ロックケーキは、表面が岩のように堅く、ドライフルーツの入った小さくて丸いケーキです。表面は、クッキーのようにカリツとしていて、中がサクッとやわらかいところに特長があります。歯ごたえも味も一緒に楽しめます。岩(ロック)に似ていることからこの名前が付けられました。
ロックケーキは、アフタヌーン・ティーで登場するイギリスの代表的なケーキの一つ。他のスポンジケーキと比べて、比較的簡単に作ることができるので、イギリスでは、家庭で子ども達もロックケーキ作りを楽しんでいます。形を工夫したり、色々な材料を加えたりして、家庭の味を自由にクリエイトできる優れものです。ケント地方は、コブナッツで有名なので、コブナッツ入りのロックケーキがおふくろの味というイギリス人も多いのです。ジュンコさんの通う美容院のヘアドレッサーであるレイチェルさんは、家族のために週末には必ずロックケーキを作ります。ダレンさんの同僚のアドリアンさんのお母さんもロックケーキをよく作ったのだそうです。
ロックケーキは、焼き上がったらオーブンから取り出し、暖かいうちにホイップクリームを添えていただくのが伝統的な食べ方だと言われています。アツアツよりも暖かめくらいがおいしいようです。

料理を作った人:ラッド夫妻/Mr and Mrs Ladd
ラッド夫妻の意気込み:ロックケーキは、表面が岩のようにゴツゴツしていなければならない!ドライフルーツは必須!高齢者さん、紅茶に浸しながら食べてくださいね!
日本での実現可能度:★★★★★

材料(12人分

材料

材料

ケント産のコブナッツ

ケント産のコブナッツ

ケント産のコブナッツ

ケント産のコブナッツ

グラニュー糖 ……………………………………… 75g
卵白 ………………………………………………… 1個(Lサイズ)
薄力粉 ……………………………………………… 225g
コブナッツ ………………………………………… 50g
ドライフルーツ …………………………………… 140g
バター ……………………………………………… 125g
バニラエッセンス ………………………………… 小さじ2
ベーキングパウダー ……………………………… 小さじ1
生クリーム ………………………………………… 225ml(オプショナル)
粉砂糖 ………………………………………………… 30g(オプショナル)
memo
コブナッツは、他のナッツで代用可能。オプショナルの材料は、ロックケーキに添えるクリームです。

作り方(調理時間:約30分)

1.オーブンを180度に温め、ベーキングトレーにシートを敷く。
2.薄力粉、砂糖、ペーキングパウダーをボールに入れてよく混ぜる。
3.バターを加えて、パン粉状になるまで混ぜ、ドライフルーツとコブナッツを入れる。
4.別のボールに卵を割り入れ、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる。
5.よく混ぜた卵を3の生地に入れ、生地に粘りが出てくるまでスプーンでよく混ぜる。
6.オーブン用シートの上にゴルフボールの大きさの生地を置く。この時、生地と生地の間にスペースを空けるようにする。
7.15~20分間焼く。表面に色がつき始めたら、オーブンから取り出し、2分間ほど冷ます。その後、ケーキクーラー等にのせて冷ます。
8.生クリームに砂糖を加え、泡立て器で泡立てる。
9.暖かいケーキにホイップクリームを添えてできあがり!

このお料理にまつわるエピソード

ロックケーキの発祥地は、イギリスです。第2次世界大戦中、イギリスでは、各家庭に毎日食糧が配給されました。ロックケーキは、通常のケーキに比べると卵や砂糖をそれほど使用せずに作れるので、戦時中は、家庭でよく作られたのだそうです。このような地味な歴史を持つロックケーキではありますが、実は、テレビや映画、小説によく登場する人気のスイートでもあるのです。世界の子ども達のヒーロー且つ大ヒット映画の「ハリー・ポッター」シリーズにも登場していたのですよ。ご覧になりましたか?「HarryPotter and the Philisopher’s Stone」で初登場します。その他にも、ハリーとその仲間がハグリッドの家を訪問した時に、ロックケーキと紅茶でおもてなしを受けるといったシーンでロックケーキが登場します。もちろん、ハリー・ポッターも食べるのだから、イギリスの子ども達も大好き。この映画の公開後、ロックケーキの人気は急上昇したと噂されています。

ラッド順子
2007年より英国に在住。現在、趣味の料理を楽しみながら、英語、日本語講師、翻訳、教育専門の通訳、ライターとして活動。個人のブログを立ち上げ中。本場のレシピ、英会話表現やオモシロ英国文化を紹介予定。