トンガの伝統的な暮らしに根付いたトンガ伝統料理
豚一頭の丸焼き(プアカトゥヌ)と豚や野菜をタロイモの葉に包んだ(ウム)トンガ伝統料理。味付けは基本的に塩とタロイモの葉っぱの風味のみ。豚肉(プアカ)を炙った後に焚き火で温めた地面を掘り、タロイモの葉に包んだ具材を地中に入れて土を戻す。低温で調理するため外はこんがり、中はとろとろの肉になる。また野菜やココナッツをタロイモの葉で包むことで肉の臭みを消しており日本人でも食べやすい味になっている。
料理を作った人:ロニーさんとその家族 / Lonnie bell and his family
日本での実現可能度:★☆☆☆☆
材料(20人分)
豚肉(一頭丸ごと)
タロイモの葉
人参
キャッサバ
タロイモ
ココナッツ
塩
memo
タロイモの葉は日本では入手しづらいのでちんげん菜やほうれん草などで代用可能。風味をつけるのに柏の葉などを使うのもあり。
作り方(調理時間:約90分)
1.焚き火をし、石と地中を温める。
2.豚肉など表面を炙る。
3.待っている間に肉、野菜、ココナッツをタロイモの葉、アルミフォイルで包む。
4.焚き火が終わったら地中を掘る。
5.掘った穴に焼けた石を敷き詰め、3の具材を入れ、土を戻す。
6.1時間ほど待つ。
7.掘り起こして完成。
作り方のコツ
料理方法はいたってシンプル。焚き火をし、石と地中を温める。焚き火が終わると地中を掘り焼けた石とタロイモの葉に包んだ具材を地中に戻し、火が通るまで待つ。
このお料理にまつわるエピソード
この料理はトンガの伝統的な暮らしに根付いた料理とのこと。朝起きてまず焚き火をし、地中を温めた後に肉や魚介、野菜をタロイモの葉に包み地中に埋めてから海に漁に出る。漁から帰ってくると掘り起こし、家族全員でお昼ご飯(ウム)を食べ、午後は昼寝をし教会に行き家族で過ごす。現代では特別な日や日曜日などに昔ながらの伝統を継承しているそうだ。 ウクレレライブ 多様な島料理を楽しめるNZ |
Kotaro Jonathan Arara 1986年日本生まれ ニュージランド在住 日本とアメリカのクウォーター 現地建築会社でマーケティングマネージャーとして働く傍らフリーでグラフィックデザインや現地コラムの仕事をしています。 http://ktrprojects.esy.es/