和えるだけのトマトビーツサラダ
フランスでは、メイン料理の前に、前菜という少量の料理を食べるのが伝統です。サラダだったり、スープだったり、生ハムやソーセージのような加工肉だったりと、季節によって異なりますが、基本的に、メイン料理の食材とは重ならないものを選びます。このサラダも前菜として食べるのが普通です。
料理を作った人:冠ゆき
日本での実現可能度:★★★★★ ビーツさえ手に入れば再現可能度は高いです。
材料(4人分)
トマト ………………………………………………………………………………………………………… 4つくらい
ビーツ ………………………………………………………………………………………………………… 4つくらい
オリーブオイル(またはクルミオイル。サラダオイルでも良い) …………………………………… 大さじ2(好みで加減)
ヴィネガー(あればバルサミコ) ………………………………………………………………………… 大さじ1.5(好みで加減)
塩、コショウ ………………………………………………………………………………………………… 適量
乾燥シブレット(チャイブ) ……………………………………………………………………………… 適量
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フランスではビーツは茹でたものを売っています。もし日本で生のものしか手に入らなければ、竹串が通るまでじっくりと茹でるか蒸すかしてください。ジャガイモを茹でるより、長く時間がかかります。
作り方(調理時間:15分※ビーツを茹でる時間は入れない)
1.ビーツ(すでに火が通っているもの)をスライスする。
2.トマトは好みで皮を剥き、スライスする。
3.サラダボールに、オイル、ヴィネガー、塩、コショウを入れて、よく混ぜる。(味をみて、ヴィネガーの量を調整)
4.1と2を加えてざっと和える。まんべんなくソースがいきわたったら、チャイブを加えて更に軽く和える。
作り方のコツ
ヴィネガーは何を使うかで、味が変わるので、最初はソースの味を見ながら少しずつ足すのを薦めます。
オイルはオリーブオイルでもいいですが、クルミのオイルも合います。夏らしい味はオリーブオイルですが、コクのある味にしたいときはクルミオイルが良いようです。
好みによりますが、ビーツは薄めに切った方が美味しいように思います。またサラダ菜のサラダと異なり、食べる直前ではなく、少し前に和えて、味をなじませた方が美味しいようです。
このお料理にまつわるエピソード
このサラダはパリっ子の義母が良く作っていて私も作るようになりました。和えるだけの簡単料理ですが、自分では思いつかなかった組み合わせの野菜とハーブで、新鮮でした。今では、ヴィネガーの種類やオイルの量など自分好みに変えて、我が家の定番サラダのひとつになっています。 |
冠ゆき 山田流箏曲名取。1994年より海外在住。多様な文化に囲まれることで培った視点を生かして、フランスと世界のあれこれを日本に紹介中。 https://twitter.com/KanmuriYuki https://www.instagram.com/kanmuriyuki/