Légumes farcis à la provençales/プロヴァンスの野菜肉詰め料理(レギュム ファルシ アラ プロヴァンサル)

野菜と肉の旨味がぎゅっと詰まったファルシ
野菜と肉の旨味がぎゅっと詰まったファルシ

野菜も肉もジューシー、たっぷり食べられる満足の一品

日本でもピーマンの肉詰めがありますが、こちらでは他の野菜も使って作ります。オーブンでじっくり火を通していくと、野菜も甘くジューシーな味わいになります。
ハーブドゥプロヴァンスを使うと肉の臭みが和らぎ、風味が増します。これなら野菜や肉が苦手な人も食べやすいのではないでしょうか。

料理を作った人:竹内真里
パリ在住のライターです。義理の両親はコテコテの南仏人です。
日本での実現可能度:★★★★☆

材料(4人分
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トマト、パプリカ、ズッキーニ、玉ねぎ、卵、ニンニク、ひき肉、塩、コショウ、オリーブオイル、ハーブドゥプロヴァンサル

トマト、パプリカ、ズッキーニ、玉ねぎ、卵、ニンニク、ひき肉、塩、コショウ、オリーブオイル、ハーブドゥプロヴァンサル

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ハーブドゥプロヴァンサル(タイムやローズマリーなど数種の乾燥ハーブが混じったもの)

ハーブドゥプロヴァンサル(タイムやローズマリーなど数種の乾燥ハーブが混じったもの)

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トマト …………………………………………… 3個
パプリカ ………………………………………… 3個
ズッキーニ ……………………………………… 2本
玉ねぎ …………………………………………… 1個
ひき肉 …………………………………………… 牛豚合わせ700グラム
卵 ………………………………………………… 1個
ニンニク ………………………………………… 3かけらほど
オリーブオイル ………………………………… 適宜
ハーブドゥプロヴァンサル
(タイムやローズマリーなど数種の乾燥ハーブが混じったもの) 適宜
塩 ………………………………………………… 適宜
コショウ ………………………………………… 適宜

memo
このような大きいパプリカがなければピーマンで代用できます。
ひき肉もお好みの肉をお好きな配分で使ってください。
ここでは市販のハーブドゥプロヴァンサルを使用していますが、手に入りにくければ生のパセリやバジルなどを小さく刻んで代用できます。義母は庭に生えているハーブを適当に入れています。

作り方(調理時間:90分/調理時間30分、焼き時間60分)

1.オーブンを180度に予熱しておく。
2.野菜を洗い、トマト、パプリカ、ズッキーニの野菜をくりぬいて、中身を出す。この中身は捨てずに細かく刻んでボールに入れる。くりぬく時に切った部分は肉詰め後、上にかぶせると帽子のようになるので取っておくか、細かく刻んで中身に混ぜる。
3.玉ねぎとニンニクを細かく刻み、2のボールに入れる。
4.別のボールにひき肉と卵を入れ、塩、コショウ、ハーブドゥプロヴァンサルを加えてよく混ぜる。
5.2と4を一緒混ぜ、よくこねる。
6.くりぬいた野菜の中に5を詰めて耐熱容器に並べ、上から全体にオリーブオイルをまわしかける。
7.オーブンに入れて1時間焼く。焼き始めて30分ほどしたら、くりぬく時にとっておいた帽子をかぶせる。途中焦げそうならば、アルミホイルをかける。
8.よく焼けているようであれば、できあがり!

作り方のコツ

プロヴァンス地方では、料理にオリーブオイルとニンニクをふんだんに使います。日本ではニンニクの匂いに敏感で避ける傾向にありますが、ファルシを作る際に使わないと、何か足りないようなしまりのない味になり、あまりおいしくありませんので、ぜひ使用して作ってみてください。
肉を詰めるときはギュッとしっかり奥まで詰めていきます。
焼け焦げが心配な場合はアルミホイルを上に載せてください。

このお料理にまつわるエピソード

南仏マルセイユ出身の義母が作ってくれた料理の中でも特においしい一品です。
義母はいつもトマト、ズッキーニ、パプリカしか使わないのですが、同じく南仏在住の親戚宅ではナスとジャガイモも使っていて、これもとってもおいしくぺろりとたいらげてしまいました。

竹内真里
2015年よりフランス・パリ在住。ライター業の傍ら、移民対象のアソシエーションで非常勤通訳もしています。