Glühwein/グリューワイン

ドイツのホットワイン「グリューワイン」

ドイツの冬のお楽しみといえば、日本人旅行者にも大人気のクリスマスマーケット。そしてクリスマスマーケットの主役といえば、グリューワイン( ※ドイツ語の発音はグリューヴァインに近い)です。グリューワインとは、ワインにシナモンやグローブなどのスパイス、果物を加えて温めたホットワインのこと。ドイツ人にとって「クリスマスマーケットに行く=グリューワインを飲みに行く」というくらいみんなが楽しみにしていて、夜や週末ともなるとグリューワイン屋台のまわりは飲みながらおしゃべりを楽しむ人たちでいっぱいになります。寒さの厳しいドイツですが、グリューワインを飲むと体の芯からぽかぽか。気持ちもほっこり温まる魔法の飲み物なんです。

クリスマスマーケットでグリューワインを楽しむ人々。

グリューワインはやっぱりクリスマスマーケットで飲むのが風情があっておいしく感じますが、じつはおうちでも簡単につくることができるんですよ。甘さを自分好みに調整できますし、果物を変えていろいろとアレンジも楽しめます。ジュースをベースにしたノンアルコールの「キンダーパンチ」は子どもたちも大喜び。グリューワインのお供に、シュトレンやクリスマスクッキー、バウムクーヘンなどドイツのクリスマス菓子を用意して、ドイツ式アドヴェントのお茶会を開いてみるのも楽しいですよ。

料理を作った人:ドイツ人夫と暮らす食いしん坊ライター
日本での実現可能度:★★★★★

材料(5~6人分)
材料たったこれだけでおいしいグリューワインができます。

材料たったこれだけでおいしいグリューワインができます。

 

赤ワイン ………………………………………… 1本
オレンジ ………………………………………… 1個
りんご ………………………………………… 1個
シナモンスティック ………………………… 1本
クローブ ……………………………………… 3粒
砂糖またははちみつ ………………………… 大さじ3~
memo
砂糖やはちみつの量はワインの酸味やお好みで調節してください。

 作り方

1.オレンジとりんごはできればビオ(オーガニック)のものを、皮ごと使うのがおすすめ。手に入らなければ皮を剥いてから、オレンジは輪切り、りんごはいちょう切りにしておく。
2.ワインと砂糖(はちみつ)を鍋に入れ、弱火で人肌程度になるまで温める。沸騰するとアルコール分が飛んでしまうので注意。
3.お茶パックに入れたシナモンスティックとグローブを鍋に入れる。
4.オレンジとりんごを鍋に入れて弱火でさらに温めてできあがり!

材料をすべてお鍋に入れて温める。※写真はイベント用の大鍋です。

材料をすべてお鍋に入れて温める。※写真はイベント用の大鍋です。

材料たったこれだけでおいしいグリューワインができます。

できあがり!クリスマスマーケットから持ち帰ったカップに入れると雰囲気アップ。

ドイツのクリスマスマーケットに欠かせないグリューワイン。

ドイツのクリスマスマーケットに欠かせないグリューワイン。

作り方のコツ

基本は材料を鍋に入れて温めるだけなのでとっても簡単。濃すぎると感じたら水やジュースで薄めてもいいですし、お酒好きな人はラム酒を加えても。お好みでスパイスやフルーツを加えてアレンジを楽しんでくださいね。一晩置くとさらに味がなじんでおいしくなるので、多めに作っておくのがおすすめです!

このお料理にまつわるエピソード

日本でアドベントお茶会のイベントを開催した時は、普通のグリューワインとジュースベースのノンアルコールのものと2種類用意したのですが、ノンアルコールも意外に人気でした。「甘すぎずフルーティでおいしい!」とみなさんに喜んでいただきとても嬉しかったです。
日本ならではの素材、柚子を使ってもおいしいです。ぜひお試しください!

坪井由美子
在独食いしん坊ライター。各地を取材で飛び回り、観光地から穴場のおもしろスポット、ライフスタイルまでリアルなドイツを発信中。オールアバウトのドイツサイトを担当する他、欧州の食文化についても寄稿多数。
HP:https://allabout.co.jp/gm/gt/332/
Facebook:https://www.facebook.com/realdoitsu

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