Zwiebelkuchen/ツヴィーベルクーヘン

ドイツの秋の味覚ツヴィーベルクーヘン。ピクニックやパーティにもぴったり。

イツの秋の味覚 ツヴィーベルクーヘン(玉ねぎケーキ)

ドイツの秋の味覚といえば「ツヴィーベルクーヘン」。ドイツ語で「玉ねぎケーキ」という意味なのですが、甘いケーキではなく、キッシュのような塩味のタルトです。ツヴィーベルクーヘンは秋限定の新ワイン「フェダーヴァイサー」と一緒に食べるのが定番。この季節になるとカフェなどでもセットでいただけるほか、家庭でもよくつくられます。ワインになる前のフェダーバイサーは、日々発酵を続ける言わば“生きているワイン”。リンゴジュースのような濃厚な甘味と、ツヴィーベルクーヘンの玉ねぎの旨みと塩気がベストマッチ。相性抜群の最強コンビです。

料理を作った人:坪井由美子さん
日本での実現可能度:★★★★☆

材料(26cmタルト型1台分)
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ツヴィーベルクーヘンの材料一覧。主役は大量の玉ねぎ!

★小麦粉 ……………………………………… 200g
★ドライイースト …………………………… 小さじ1
★砂糖 ………………………………………… 10g
★牛乳 ………………………………………… 100g
★バター ……………………………………… 40g
★塩 …………………………………………… 小さじ1/2
☆玉ねぎ ……………………………………… 500g
☆ベーコン …………………………………… 100g
☆チーズ ……………………………………… 100g
☆卵 …………………………………………… 2個
☆サワークリーム …………………………… 200g
☆キャラウェイシード ……………………… 小さじ1

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※★は生地、☆はフィリングの材料。
※チーズの種類はお好みで。ピザ用チーズでもOK。塊の場合はすりおろす。
※サワークリームは生クリームでも可。
※キャラウェイシードは無くても可ですが、あると格段に風味がよくなります。

作り方(調理時間:約80分)

1.生地の材料をすべてボウルに入れて捏ねる。5分ほど捏ねると1つにまとまってくるので、そのまま濡れ布巾をかけて置いておく。(約30分目安)
2.生地が自然発酵している間にフィリング作り。フライパンを熱して油をひかずに小さく切ったベーコンを炒め、炒め終わったら取り出す。
3.ベーコンから出た油で薄切りにした玉ねぎをしんなりするまで炒める。焦がさないようにじっくりと。
4.別のボウルに卵を溶き、サワークリーム、キャラウェイシードを入れてよく混ぜる。さらにチーズ、粗熱が取れた玉ねぎとベーコンも加えて混ぜる。塩気が足りない場合はほんの少し塩(分量外)を加える。
5.1の生地をタルト型より少し大きめに麺棒で伸ばし、バター(分量外)を塗った型に敷く。底と側面の角が浮かないようにぴったりと敷き詰め、生地の底全体にフォークでたくさん穴を開ける。その上にフィリングを流し入れる。
6.190度に予熱しておいたオーブンで40分ほど焼いたらできあがり!

る。できあがり!

作り方のコツ

ツヴィーベルクーヘンの主役はなんといっても玉ねぎ。びっくりするほど大量の玉ねぎを使いますが、これが美味しさのポイント。じっくり炒めることで玉ねぎの優しい甘味が引き出され、味わい深いタルトが出来上がります。作り方はとっても簡単。材料も日本で手に入るものばかりなので、ぜひお試しください。冷めてもおいしいのでピクニックや持ち寄りパーティにもぴったりですよ。

このお料理にまつわるエピソード

ドイツでは家庭やお店によってツヴィーベルクーヘンのレシピも様々。以前ドイツの伝統的なレシピでつくってみたところ、塩気が強すぎて食べるのに苦労したため(ドイツ人には完璧!と褒められました。味覚も国によって様々ですね)それ以来、わが家用にアレンジして塩控えめに。今回はそのレシピをご紹介します。

坪井由美子
ドイツ人夫と暮らす在独食いしん坊ライター。王道観光から穴場のおもしろスポット、ライフスタイルまでリアルなドイツを発信中。オールアバウトのドイツサイトを担当する他、レシピ連載や欧州の食文化についての寄稿多数。
https://www.facebook.com/realdoitsu

1 個のコメント

  • ツヴィーベルクーヘンはベルリンに居た時よく食べましたが、日本ではあまり見ません。また食べたいです。ところで、クリスマス頃によく食べたグリュンコールの作り方は?

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